メーカー(販売元)の脅しには気をつけろ!
最近の気になる事と言えば・・・。
今回の題名にもございますが、ここ数年のメーカー(販売元)の表現(言葉)には過激さが強まり過ぎて心配になります。例えば、穀物不使用のドッグフードやキャットフードを販売するメーカーが、
「好き嫌いをして食べてくれない。その原因は穀物をたっぷりしているフードは栄養バランスが悪いので食べない。」みたいな事を言っています。
当たり前ですが、そんなの全く関係ありません。ただ単に、おやつやトッピングで甘やかされて好き嫌いをしている子に、お肉をたっぷり使用した高たんぱくの肉の味の濃いフードを与えると食いつきが良いと言うだけ。食いつきが良いフードを作ろうと思うとお肉をたっぷり配合すれば良いだけ。食いつきの良いフードが体に良いとは限りません。麦やとうもろこし、肉の副産物(内臓など)を悪く言っているメーカーもありますが、単に自社製品が使用していない食材を悪く言っているだけで、言い換えると他社製品の陰口・悪口を言っているに過ぎません。
とうもろこしやビートパルプについても同様!
当コラムでは過去に「とうもろこし」や「ビートパルプ」についてお話をしています。詳しくは下記リンクよりご覧ください。
●とろもろこし(コーン)は本当に悪者なの?
●ビートパルプについて
だいたいとうもろこしやビートパルプを悪く言うメーカーは穀物不使用のフードメーカーですが、そもそも穀物不使用のフードが良いとも限りません。これについても過去のコラムでお話をしていますので是非ご覧ください。
●今更聞けない「グルテンフリー」と「グレインフリー」
ストルバイト予防に穀物不使用フード???
最近はメーカーサイトでは無く、商品紹介及びそのインセンティブによる広告収入を主な目的として運営されているアフィリエイトサイトを多く見かけますが、アフィリエイトサイトの運営側としますと、サイト経由で商品が売れれば収入が得られる為、誤った情報や誇張された表現を多く見かけます。例えば、ストルバイト結石の予防に高たんぱくな穀物不使用フードを紹介しているアフィリエイトサイトなどもありますが大きな間違いです。また、以前にも述べましたが、最近のフードランキングサイトは殆ど信用出来ません。何が基準のランキングなのかすら分かりませんが、大半がランキング上位に掲載されているフードメーカーの宣伝を目的とするアフィリエイトサイトかと思います。情報が錯綜している現在のネット社会。正しい情報を見極める力を身につける事が愛犬・愛猫の健康に役立つポイントになるのかと思います。
Facebookコメント