毎日飲ます薬だから頑張って!
薬を飲めば何でも良い訳ではありません!
愛犬・愛猫が歳を重ねると多くの方がお悩みになるのが「薬の飲ませ方」ではないでしょうか。高齢になると、心臓や、腎臓、甲状腺などの投薬が必要になる事が多いです。人間の場合は水を使って薬を飲む事が出来ますが、犬や猫は同じようにはいきません。特に錠剤や粉末の薬の場合は苦労をなされる方が多いと思います。実際にお客様からのお問い合わせの際にお話を聞かせていただいておりますと、「チーズに包んで飲ませています。」や「ち●~るに混ぜて飲ませています。」「ヨーグルトに混ぜて飲ませています。」などとおっしゃる方が多いです。
薬を飲ませるようになって食欲が落ちたですって!!!
多くの方が言われるのですが、「高齢のせいなのか、最近は食欲が無くて。。。以前は喜んで食べていたのに、薬を飲むようになった頃からフードだけでは食べないようになってしまって。。。」と。薬を飲むようになったと言う事は、体調は万全では無いと言う事だと思います。何かしら持病を抱えての生活をしているのだと思いますが、本来は薬の効果で体が楽になり、薬を飲みだす前よりも食欲が出ないといけません。もちろん薬の副作用で食欲が落ちる場合もあるかと思いますが、お話を良くお聞きしていると、食欲が無くなったりフードだけでは食べなくなった原因は体調不良では無い事が多いです。それでは何が原因なのかと言うと、薬を飲ませる際のチーズやち●~るなどの嗜好性の高い食べ物です。飼い主様は「苦い薬を飲む為だから」と理解出来ますが、犬や猫からすると、前までは貰えなかった美味しいおやつを毎日貰えるようになったと思う訳ですから。以前のようにフードだけでは食べなくなって当然ですよ。
投薬が原因で食生活が乱れる残念な結果に。。。
月1回の投薬であればチーズに包んで飲ませても良いと思います。個人的には絶対与えませんが、ち●~るに混ぜる方がおられても良いと思います。でも毎日の投薬にチーズやち●~るを使用すれば高い確率で食生活は乱れます。今まで食べていたフードは食べなくなるでしょう。余計なトッピングをしないとフードを食べないようになったりもします。持病の悪化を防ぐには投薬は大切ですが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に食事は大切です。薬を飲ませる事によって食生活が乱れてしまい、栄養バランスの悪い食事が原因で病状が悪化すると言う残念な結果は絶対に防がないといけません。その為には、薬の飲ませ方を見直す必要があります。毎日の薬はこのように飲ませましょう!
毎日飲む薬の正しい与え方!
犬や猫にとって最も与えやすい薬は錠剤です。カプセルでも良いと思います。粉末や液体は何かに混ぜる場合は与えやすいですが、逆に言うと何かに混ぜないと与えにくいです。どの形状の薬でも食事に混ぜて飲ますことが出来れば良いのですが、それが難しい場合は出来る限り錠剤やカプセルの薬を処方してもらうようにしてください。そして愛犬・愛猫の口を大きく開けて喉の奥にポトッと落とし、口を閉じさせて喉をさすってあげればゴックンしてくれます。これが一番確実且つ安心な薬の飲ませ方です。お口を触らせてくれない子には難しいですが、触る事に問題が無い子の場合はビックリするほど簡単に飲ませる事が出来ます。また、嗜好品を使う事無く薬を飲ます事が出来ますので食生活が乱れる心配もありません。是非挑戦してみてくださいね!
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