食いつきの良いフードを探していても無駄!
どうして好き嫌いをしてしまうかを考えて!
犬にも猫にも言える事ですが、何故好き嫌いをするのか?何故今まで食べていたフードを食べなくなるのか?多くの方が、「飽きた」「フードの質が変わった」「鮮度が悪い」などの理由を考えてしまいますが、ほぼ全てのケースが「贅沢すぎる食生活」が原因です。贅沢すぎる食生活とは何かと言うと、簡単に言えば空腹時間が短いが為に、貰える食事のありがたみが失われてしまっている事です。人間に例えて考えてみてください。出された食事を食べないってとっても贅沢な話ですよね。食べ物と分かっているのに食べないのですから。あまり好きで無い料理が出て来ても、その食事を食べないとお腹が空いて苦しくなると思うと頑張って食べますよね。もっと言うと、数日間食事を摂る事が出来なくて、極度の空腹状態の時であれば、日頃嫌いで食べたくないと思っている料理であったとしても、飢えをしのぐ為に必死になって食べますよね。そこまで極端な話で無くても、忙しくて朝昼共に食事を摂る事が出来なければ、晩ご飯は好きな料理で無くても美味しく感じたりしますよね。
早速今からお願いします!
愛犬や愛猫が、フードを食べない食べないとお悩みの方。このコラムをお読みいただいた直後より12時間程度、愛犬や愛猫に食べ物を一切与えずに時間を過ごしてみてください。12時間程度何も食べなくても体には何の悪影響もありません。ご安心ください。12時間の間、催促をして来ても一切何も与えないでください。お水だけは自由に飲めるように置いといてあげてくださいね。決してお水を手であげたり、お皿を持ち上げてお口のそばに持っていくなどはしないでください。お水の入ったお皿を置いておくだけで大丈夫です。そして、約12時間後にいつもの食べが悪いとお思いのフードでも結構ですので、お皿に入れて差し出してあげてください。愛犬・愛猫はとてもお腹が空いている状態だと思いますので、差し出されたお皿の中身を覗きに来ると思います。その結果、食べても食べなくても今回はそれで合格です。お皿の中身を覗きに来ると言う事は、食べる意欲はあると言う事です。体調不良で食べられない訳では無いので、結果的に食べても食べなくてもどちらでも構いません。もちろん食べればそれはそれで良い事です。12時間しっかりと空腹時間を維持する事で、言葉は悪いですが「飢えて」食事のありがたみが分かってくれたと思います。反対に食べなくても食欲がある事は確認出来たので、そこは甘やかさすに再度12時間後まで何も与えずに同じ事を繰り返してください。結果的に24時間程度の絶食となる可能性がございますが、何も心配は要りません。その程度の絶食で急に栄養不足や低血糖になる事はありません。
サンプルを取り寄せて色々試すよりも!
今まで食べていたフードを食べなくなった際に、多くの飼い主様が他のフードをご購入なされたり、サンプルを取り寄せて試してみたりなされますが、そんな事をしてもその場しのぎにしかなりません。目新しいフードに惹かれて1食や2食は食べても、どうせまた食べなくなってしまいます。それよりも何故食べなくなったのかをしっかりと考えてみてください。当店の無料サンプルのレビューにも多くの気になる書き込みがございます。「あまり好みで無かったのかプィとどこかに行ってしまいました。」や「サーモンが嫌いなのかひとくち食べただけで終了。」「粒が大きいので食べませんでした。」などなど。。。いやいや、違いますよ。贅沢過ぎるのです。食事を貰える時間が限られていれば、食事のありがたみを感じて、好みの味で無くても食べますし、サーモンが嫌いでも食べますし、粒が大きくても食べますよ。失礼ながら、そのような書き込みをなされている飼い主様はいつまでたっても「フードジプシーです。」などと言ってあらゆるフードを試してはあれはダメ、これもダメと言った感じになってしまうかと思います。ですので、好き嫌いをしてフードを食べない子には食事のありがたみを分からす事が大切です。最後に念の為に書いておきますが、食事を与えないのは虐待ですが、食事を与えて、食べない食事を下げるのは虐待ではありません。立派な健康管理です。逆に、好き嫌いをして食事を食べない子に対して、好きな物を与え続けたり、食事の入ったお皿を置きっぱなしにするのが正しい飼い方(育て方)と言えますでしょうか?病気になってからでは遅いですよ。尿路結石や膀胱炎、慢性的な下痢や便秘なども間違った食生活が関与している事が大半です。是非、規則正しい食生活を宜しくお願い致します。
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