腎臓ケアのキャットフードはいつから与えるの?



腎臓ケアのキャットフードとは?
猫の代表的な疾患である腎臓病(腎不全)ですが、長生きすれば全ての猫が患うと言っても過言ではありません。逆に言うと、長生きをする為には如何に腎臓病と上手く付き合っていくかが重要となります。その為には食事のコントロールが何よりも大切となります。
では実際にどのような食事を与えれば良いかですが、まずは腎臓の健康に配慮がされたキャットフードを与える事になります。いわゆる腎臓ケアのキャットフードです。腎臓ケアのキャットフードは腎臓に負担が掛かりにくいようにたんぱく質やリンの含有量が調整されています。但し、たんぱく質が制限されている代わりに脂質が多く含まれていますので、この点に注意をして与える必要があります。




腎臓ケアのキャットフードはいつから?
このご質問を非常に沢山多く頂戴します。確かに、血液検査等の結果で明らかに腎臓の状態が悪化している場合は、直ぐにでも腎臓ケアのキャットフードをお与えいただく必要がありますが、「血液検査の結果は正常値の範囲だけど以前に比べると気になる。。。」「検査結果は良好だけど年齢が年齢なだけに心配で・・・。」などの場合です。
答えは、賛否両論があるかと思いますが、当店の考えとしては「気になる(心配になる)なら腎臓ケアのキャットフードを今すぐにどうぞ!」です。
腎臓ケアのキャットフードは決して腎臓病を発症してからでしか与える事が出来ない内容ではありません。もちろん全ての腎臓ケアのキャットフードに対して言っているのでは無く、あくまでも当店が取り扱っている腎臓ケアのキャットフードに関してです。
「気になるなら」「心配になるなら」今すぐにでも腎臓ケアのキャットフードをご利用ください。但し、下記の条件付きです。




予防として腎臓ケアのキャットフードをご利用いただく条件は?
先にも述べましたが、腎臓ケアのキャットフードはたんぱく質が制限されている代わりに脂質が多く含まれています。この理由は、たんぱく質を制限した食事を摂らないといけませんが、摂取エネルギーはしっかりと確保する必要があるからです。たんぱく質の代わりに脂質を多く摂取してエネルギーを得ようと言う考えです。
しかし、脂質を多く含むと言う事は太りやすいフードであると言う事の認識が必要です。それなのに、置きエサをして好きなだけ食べる事が出来る環境を作ったり、食事の時間以外なのに欲しがるからと言って与えたりすれば必ず太ります。ですので、腎臓病の予防として腎臓ケアのキャットフードを与える際は、朝晩2回の食事を徹底して、体重が増え過ぎない程度の量、痩せ過ぎない程度の量をしっかりと見極めて食事を与える必要があります。決して欲しがるからと言って沢山は与えないでください。これが予防として腎臓ケアのキャットフードをご利用いただく条件となります。それが出来ない場合、量を多く与えたい場合は予防としてのご利用はお控えください。
また、初期の腎臓病では食欲の低下は起こりません。腎臓ケアのキャットフードを食べないのは、今まで甘やかして来た且つ、だらしない食生活を行ってきた代償です。但し、決して手遅れではありません。食べない事を心配し過ぎずに1日2回の食事を徹底してください。そうすればどの腎臓ケアのキャットフードでも喜んで食べてくれます。それが腎臓病と上手く付き合っていく唯一の方法です。

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