夏バテ対策の食事のご相談について



厳しい暑さの過ごし方は?
2024年7月。めちゃくちゃ暑いですね。夏なので暑いのは当然なのですが少し暑過ぎはしませんか?
油断をすると熱中症で倒れてしまうような危険な暑さです。それは人間に限らずもちろん犬猫も同じです。
特に高齢の犬には注意が必要です。24時間クーラー生活でも良いと思います。
猫に関しては窓を開けて日照を遮ってあげればクーラーは無しでも良いと思います。ちなみに我が家はそのような感じです。
推定16歳の愛犬は24時間クーラー生活、同じく推定16歳の愛猫は家の中で過ごしやすい場所を探して移動しながら過ごしています。他にも猫がいますが、その子達も自分の好きな場所を探して過ごしています。クーラーは無しです。
但し、必ずしも猫にはクーラーが不要だとは言い切れませんのでくれぐれもご注意ください。室内の温度や日照時間などを見てご判断をお願いします。




夏バテで食欲が落ちた時には!
「最近は夏バテでいつものフードを食べません。何か良いフードはありますでしょうか?」
この時期にはこのようなご質問を多く頂戴するのですが、犬猫に夏バテはほぼありません。熱中症はありますが夏バテは無いと考えていただいて結構です。
暑さが原因で食欲が無くなっているとすれば、それは夏バテでは無く熱中症です。早急に生活環境の改善をお願いします。
また、いつものフードの食べが悪い原因が他にあるにも関わらず、暑さのせいにしているケースも目立ちます。
例えば、暑がっているのにあまり水を飲まない事を心配して、氷を舐めさせたり、味の付いたスープを飲ませたり、水分補給を名目に果物を与えたりなどなど。水分補給と言ってペースト状のおやつを与える方も多いです。
結局、いつものフードの食べが悪くなっている原因は夏バテでは無く、食生活の乱れによる事が大半です。
余計な事をせずに朝晩2回の食事をきっちりと与えていれば夏だからと言って、いつものフードを食べなくなるような事にはなりません。
実際に我が家の犬猫達はこの猛暑の時期でも食欲旺盛です。それも結構な老犬・老猫ですから。




夏場の甘やかしを後悔しないように!
特に犬に多いのですが、夏場の甘やかしの代償として、その後に体調を崩す子を多く見て来ました。
例えば、子供さんがおられるご家庭では学校や幼稚園が夏休みの為、毎日家でお昼ご飯を食べます。その際に、いつもなら何も食べる事が出来ない犬猫達にもおやつを食べさせたり、いつもは与えないお昼ご飯を食べさせたり。
その他にはカップ型のアイスクリームを食べる際に蓋の裏を舐めさせたり、スイカやブドウを少しのつもりで与えてしまったりと。
その結果、夏休みが終わる頃には体重が増え過ぎてしまったり、1日3回の食事が当たり前になってしまって膀胱炎や尿路結石を患う事に。
夏は暑くて食欲が落ちると言いながら体重は増えているなんて事も珍しくありません。
夏場の甘やかしにはくれぐれもご注意ください。

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