同じメーカーの製品だからと言って安心は出来ない!



くだらない製品を作るな!と言いたい。。。
具体的にどのメーカーの製品なのか明言は避けますが、療法食タイプのフードを含め良質な製品を数多く製造販売しているメーカーより猫用のペーストタイプのおやつが発売される事になりました。
更に、あのテレビCMを真似するかのように「スティックから"ちゅ~"っと直接」なんて事を謳い文句として言ってみたりして・・・。良い製品を展開されているメーカーなので非常に残念です。
但し、今回のような事は決して珍しくはありません。当店が以前から取り扱いをしているメーカーからペーストタイプのおやつが発売された事は過去にもございますし、他にも「何だこれ・・・。」と言う製品もあります。
もちろんどのような製品であったとしても与え過ぎなければ、身体にとっては大きな影響は無いのですが、大半の方が与え過ぎてしまうのです。1日1回であったとしても、物や量によっては与え過ぎになります。人間も1日1回であろうが毎日ケーキを食べれば食べ過ぎですよね。
犬猫の場合はペーストタイプのおやつを1日1本食べれば食べ過ぎです。特に小型犬や猫は高確率でフード(食事)の食いつきが悪くなります。更に、ペーストタイプのおやつを与える事による懸念点としては、舐めて食べる事が出来る点と手から食べさせてもらえる事です。この2点がお皿からカリカリのドライフードを食べると言う当たり前の食生活の妨げになります。また、このような製品を使用して薬やサプリメントを与える方がおられますが、薬やサプリメントを飲ませる事が出来たとしても、肝心なフードの食いつきが悪くなって健康管理が疎かになってしまうケースが多いです。
言い出すとキリがありませんが、使用なされる飼い主様にも責任はあると思いますが、一番悪いのは製造販売するメーカーです。特に健康志向を謳うメーカーがこのような製品を作ってはいけません。と個人的には思います。

と、言う事で、当店では信用信頼出来るメーカーの製品を取り扱っておりますが、取り扱いメーカーの製品だからと言って全てを推奨している訳では無いと言う事をご理解いただけますと幸いです。




成犬用は優良でも高齢犬用は・・・。
犬も猫もある一定の年齢に差し掛かると成犬用(成猫用)から高齢犬用(高齢猫用)のフードに切り替える事が多いと思います。その際に、大半の方が今まで使用していた成犬用(成猫用)と同じメーカー(ブランド)の高齢犬用(高齢猫用)に切り替える事になるかと思います。
ですが、実はこの時にはしっかりとフードの内容を見極める必要があるのです。今まで使用していたフードに高齢犬用(高齢猫用)があるので、「これで良いのね!」と簡単に決めつけてはいけません。理由は、成犬用(成猫用)がとても良いフードであっとしても、高齢犬用(高齢猫用)も同じだとは限らないからです。
当店では、出来る限り成犬用(成猫用)から高齢犬用(高齢猫用)まで安心してご利用いただけるメーカー(ブランド)のフードを取り扱うように心掛けていますが、高齢犬用(高齢猫用)があるにも関わらず取り扱いをしていないケースがあります。他にも、取り扱いメーカー(ブランド)からグレインフリーや泌尿器ケアが発売されていても、そのフードだけ取り扱いを行っていない事もあります。
そもそも療法食を含め、フードパッケージに記載する用途名などの謳い文句には何の基準もありません。
どのような基準をクリアすれば、このような記載が出来るかなどの定義は何もありません。
ですので、パッケージ記載の謳い文句を鵜呑みにせずにしっかりと内容を吟味してフード選びをする事が大切です。
今まで使用したフードと同じメーカーだからと言って安心・信用はせずに改めて内容を見極めた上でご利用になられる事をおすすめ致します。
尚、参考までに勘違いをなされている方が多い情報で「高齢犬(猫)でもたんぱく質は必要。しっかりと摂取するように!」があります。至極当然の内容なのですが、勘違いをしてはいけないのが「しっかり」であって「たっぷり」ではありません。「高齢犬(猫)でもたんぱく質は必要。たっぷりと摂取するように!」ではありませんのでくれぐれもご注意ください。

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