最近多い涙焼けの広告にうんざり。。。



そもそも涙やけと食物アレルギーは・・・。
小型犬の飼い主様のお悩みとして多いのが「涙やけ」。もちろん中型犬や大型犬でも涙やけは起こり得るのですが、チワワやマルチーズ、シーズー、プードルなどの飼い主様がお悩みになられるケースが多いです。
そのような際にインターネットで犬の涙やけについて調べると、アレルゲンを排除した食事が大切と言ったワードが散見しますが、そもそも涙やけと食物アレルギーは関係がありません。
食物アレルギーとは、ある特定の物質(食材)に対して、免疫機能が過剰に反応をして引き起こされる症状を指しますが、食物アレルギーによって涙の量が増えると言う事はありません。




お肉の種類なんて関係がありません!
涙やけが食物アレルギーとは関係が無いと述べましたが、そもそも食物アレルギーとお肉の種類もほぼ関係がありません。
アレルギー検査で鶏肉や牛肉にアレルギー反応があったと言う方もおられるかと思いますが、アレルギー検査の結果は決して「正解」ではありません。陽性が出た食材であっても、その食材がアレルゲンとは限りません。
更に言うと、犬や猫に食物アレルギーはほぼありません。食物アレルギーと似た症状が出る場合はありますが。
皮膚を痒がる、脱毛がある、軟便が続く、嘔吐が多いなどの原因が食物アレルギーである可能性は極めて低いです。もちろん涙やけも。
また、それらの症状でお悩みになられている犬猫の多くが「フードを食べない」や「好き嫌いが多い」「食が細い」などと言ったお悩みも抱えているケースが多いです。




フードをあれこれ探す前にまず!
愛犬の涙やけでお悩みの際は、インターネットでドッグフードを探し回る前に、まずは間食を一切与えないようにして、朝晩2回の食事の徹底をお願いします。
また、どのようなドッグフードを与えるにしても、消化酵素の補給を忘れないようにお願いします。消化酵素が不足する事によって、涙やけや皮膚疾患、下痢や嘔吐などの症状に繋がります。
朝晩2回の食事の徹底、間食の排除、消化酵素の補給によって腸内環境は改善に向かいます。そして「フードを食べない」や「好き嫌いが多い」「食が細い」などと言ったお悩みも無くなります。それだけで涙やけが改善するケースも多いです。
「○○は涙やけに良いと聞いたから」とか「●●は涙管の詰まりを解消するらしい」などの情報は無視をして、まずは余計な物は与えずに、規則正しい食生活を徹底する事をお心掛けください。
涙やけに限らず、お悩みがある時ほど色々と試したくなるお気持ちは分からなくはありませんが、まずはシンプルに。
それでも症状が改善する気配が無ければ是非ご相談ください。
決して、「涙やけが治ったドッグフード●選」や「涙やけ対策におすすめのドッグフードランキング」などのアフィリエイトサイトやステマサイトの情報を鵜呑みにしないようにお願いします。

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