用意する食事のお皿は1個だけ!!!
与え方を間違えると食べが悪くなります!
皆様ご承知の通り、犬猫のフードにはドライフードとウエットフードがあります。ドライフードのみの子もいれば、ウエットフードのみの子もいると思います。そのような子は、ドライフードかウエットフードをひとつのお皿に入れて食べさす事になるかと思いますが、問題はドライフードとウエットフードを併用しているケースです。今回はそのドライフードとウエットフードを併用する場合の食事の与え方についてお話をしたいと思います。間違った与え方をしている方が非常に多いのでくれぐれもご注意ください!
ふたつ以上のお皿を用意するのはダメ!
ドライフードとウエットフードの併用と言っても考えられる与え方は数種類ございます。その中で絶対にしてはいけないのが、ドライフードとウエットフードを別々のお皿で与える事です。特にダメなのが、ご飯の時間が来ると、まずはウエットフードを入れたお皿を差し出し、それが食べ終わるとドライフードの入ったお皿を差し出す方法です。この方法で与えると殆どのケースで、ドライフードの入ったお皿は出しっぱなしになります。理由はドライフードをすぐに完食しないから。例外の子もいますが、ドライフードとウエットフードの両方を貰っている子はウエットフードの方を好みます。好きなウエットフードを先に食べて、あとからドライフードが出てきても喜びが半減して食べ残す場合があります。それをすぐに下げれば良いのですが、このような与え方をしている飼い主様は残ったドライフードは置きエサにしてしまう傾向があります。
朝ご飯にドライフードで晩ご飯にウエットフードはダメ!
朝晩が逆のパターンも有り得ますが、朝ご飯にドライフードを与え、晩ご飯にウエットフードを与える方法もあまりおすすめ出来ません。もちろん朝晩共にすぐに完食してくれれば問題は無いのですが、朝晩2回の食事メニューが大幅に異なると、犬猫は朝晩2回の食事で好きな方のご飯は食べて、あまり好まない方のご飯は食べ残す傾向があります。これまた食べ残しをすぐに下げていただければ問題は無いのですが、良くあるパターンが、朝ご飯にドライフードを差し出し、日中はご家族の方がお仕事などでお留守になるので、朝出して食べ残しているドライフードを出しっぱなしにしてしまうケース。お留守番中の犬猫は、出しっぱなしになっている朝ご飯のドライフードを日中に少しずつ食べると言う最悪なパターンに。
ドライフードとウエットフードの併用の際は同じメニューで!
基本的に朝晩2回の食事メニューは同じでお願いします。内容が全く同じになる必要はありませんが、朝はドライフードで夜はウエットフードのような大きな違いが生じないようにお願いします。ドライフードとウエットフードを併用する場合は、朝晩共にドライフードにウエットフードを混ぜる感じで。サプリメントやお薬を与える場合も全てひとつのお皿に入れてしまってください。要は、「あなたのご飯はこのお皿の中にしか無い!」と思わせてあげてください。「期待しても他には何も出て来ないよ!」と。そうすれば、多少苦手な味のサプリメントやお薬が混ざっていても食べてくれるはずです。
ふたつ以上のお皿はストルバイトの危険が!
上記で述べました通り、ドライフードとウエットフードを別々のお皿で与えると、ドライフードが置きエサ状態になる可能性が高くなります。その結果、日中にダラダラとドライフード食べるようになってストルバイト結石を発症してしまいます。ひとつのお皿にドライフードとウエットフードを入れて、もし食べ残したとしても置きっぱなしにせずに5分程度でお皿を下げてあげてください。犬猫は日中にお腹を空かせて当たり前です。かわいそうではありません。それが健康維持の秘訣です。くれぐれも置きエサはしないようにお願いします。