一年の初めだから言っちゃいます!



犬が4059匹、猫が1万9705匹。。。
あまりこのような事をホームページ上で言うのは好きではありませんが。過去のコラムでも一切触れて来なかった問題です。それは・・・・

「殺処分」

です。新年早々のニュースでも報道がありましたので一部抜粋します。

●2022年1月4日 朝日新聞デジタルより抜粋

2020年度に全国の保健所で殺処分された犬猫について、1974年度以降で最少となる2万3764匹だったと発表した。殺処分は10年間で約10分の1に減ったが、保健所が引き取った犬猫の「殺処分率」は、最も低い北海道の6%から、最も高い長崎県の71%まで自治体によって差が出ている。20年度の殺処分の内訳は、犬が4059匹、猫が1万9705匹。10年度に殺処分された計20万4693匹に比べ、12%にまで減った。20年度に自治体が引き取った犬猫の数に対し、同年度に殺処分した「殺処分率」を都道府県ごとに集計したところ、長崎県(県、長崎市、佐世保市)が2763匹中1953匹(71%)で最も高く、北海道(道、札幌市、旭川市、函館市)が2162匹中139匹(6%)で最も低かった。


最少とか減ったとか言っていますがとんでもない数です・・・。殺処分で無くても実際はこの数字以上に、保護団体や保護主さんのところで命を落とす子も少ないありませんし、劣悪な飼育環境で命を落とす子も少なくはありません。




お気持ちは分かります!
初めて犬や猫を飼うと決めた際に、まずは犬種や猫種を決めて、その子犬や子猫を色んなショップやブリーダーさんに足を運んで選びます。そして初めて自分の家に子犬や子猫を迎え入れる時のドキドキ感。私も若い頃に子犬を購入した経験がありますので分かります。初めて犬や猫を飼うのに、15歳の高齢で持病がある子を迎え入れるのは厳しいでしょうし、子犬や子猫から飼いたいお気持ちも分からなくはありません。ですので、子犬や子猫を購入する事が悪い事だと思いません。ペットショップやブリーダーさんから子犬や子猫を購入せずに、保健所や保護団体から里子を迎え入れてくださいとは言いません。そもそも私自身がそのような偉そうな事を言える立場でもありませんし。




小さなことからコツコツと!
どのようなきっかけや経緯にしろ、一度でも犬や猫と共に生活をした事のある人なら分かると思うのです。どれだけ大切な命なのかが。その大切な命が2020年のたった1年間で2万3764匹。毎日65匹ほどの命が人間の手によって失われてしまっています。しかし、その大切な命をたったひとつでも救いたいと思っていても、なかなか思うようにはいかないですよね。皆さん色々な事情があって救いたいけど救えない。里親になりたいけどなれない。金銭的な支援をしたいけれど難しい。人によって出来る事は違って当然だと思います。でも誰でも出来る事もあると思います。例えば、その年間の殺処分頭数を他人に伝えたり、SNSで里親探しの情報を共有したり、保護団体のYouTubeチャンネルを視聴したり。(保護団体の収益に繋がります。)決して、里親になったり、募金するだけが支援では無いと思います。今の時代だから出来る支援もあると思いますので、皆様是非宜しくお願い致します。偉そうな事を言って申し訳ございません。失礼しました。