まずは適量を見つけましょう!



何でも適量を知る事が大切です!
そもそも適量ってどう言う意味なんですかね?「適当な量」と「適切な量」では随分意味が違ってきますよね。でも料理番組でも良く言いません?「お醤油を適量加えます。」とか。料理が出来ない人間からすると、「醤油を適量」と言われてもどの程度の量なのか全く想像がつきませんが。まぁおそらく「適切な量」と言う事でしょう。犬や猫と生活するにあたって、とても大切なのが「適切な量」を知る事だと考えます。




最も大切なのは食事の適量よりも●●の適量!
「適切な量」として最も大切なのは「食事(フード)の適量」です。と思う方も多いと思いますが、違います。皆さんが最も間違えやすい適量が「間食の適量」です。いわゆるおやつやご褒美の量です。失礼ながら大半の方が適量よりも間食を与え過ぎです。実際に、チワワやプードルなどの小型犬の多くが、生後2ヶ月程度で家に来た当初はフードをがっついて食べていたのに、生後4ヶ月~6ヶ月程度でフードの食いつきが悪くなります。この時に多くの飼い主様が「毎日・毎食同じ食事だから飽きてきたのかな?」と思われますが、それは逆ですね。毎日・毎食同じ食事であれば飽きません。飽きる原因はそれよりも美味しい物を覚えてしまったから飽きる訳で、選択肢が無くて一択であれば飽きる事はありません。ですが、間食の適量を誤ってしまいますと、間食が食事の選択肢として加わってしまい、「食事よりも間食が好き」となってしまいフードの食いつきが悪くなります。ですので、フードの食いつきが悪くなって来た時は、フードを替えるのでは無く、間食の量を減らして反応を見てください。フードを替えても結局はその場しのぎになるだけです。




メーカー記載の適量は信用しない!
間食の適量を誤ってしまう飼い主様が多いのには、販売メーカーにも原因があると思います。何故か犬猫用のおやつの製品パッケージには「1日に与える量の目安」が明記されている事が多いです。これには昔から納得がいかず、若い頃に某有名メーカーにクレームを入れた事があるほどです。皆さんも良く考えてみてください。おやつなんて与える量が少なければ少ない程良いですよね。何なら与えない方が良い位です。それなのに、「5kgの犬は2個~4個」とか書いています。人間用のポテトチップスのパッケージに「小学生は1/2袋」とか「大人は1袋」とか書いているようなものです。だいたい、販売メーカーは多くの量を消費をしてもらいたい訳ですから、製品パッケージに記載されている量を鵜呑みにしてはいけません。あの憎きペースト状のおやつなんて「1日4本」とか書いていますからね。そら被害犬や被害猫が多発するはずです。残念ながら当店が販売しているおやつ製品にも「1日に与える適量」が記載されているケースが目立ちますが、くれぐれもその量を鵜呑みにして間食を与え過ぎないようにお願いします。




適量をしっかりと把握しましょう!
食事の適量や、おやつやご褒美などの間食の適量を見極めるのに最も大切なのが「体型」です。フードや間食の量が適量よりも多ければ当然のように太ります。食事を少ししか与えていないにの太ってしまう事があるかと思いますが、その「少し」が少しでは無いのです。おやつやご褒美などを少ししか与えていないのにフードを食べなくなってしまう事があるかと思いますが、その「少し」が少しでは無いのです。実際に、おやつやご褒美を少ししか与えていないのにフードを食べてくれないと言う子の大半が痩せていません。フードを食べなくても体型を維持出来る程度のおやつやご褒美を食べているのです。一年の初めに改めてフードや間食の適量を見直してみられてはいかがでしょうか。