与えるフードの量はこうやって決める!
適量はみんな違います!
多くの方から与えるフードの量をお問い合わせいただくのですが、正直言うと分かりません。おおよその量はお答え出来ますが、きちんとした量は実際に一緒に生活しないと分からないです。例えば、体重3kgの成猫だとしても1回15gで1日2回の計30gが適量の子がいれば、1回20gで1日2回の計40gが適量の子もいます。もちろんご利用いただくフードの内容によっても異なります。ちなみにフードのパッケージに記載されている量を鵜呑みにして与えると必ず与え過ぎになりますので、参考にすらしないでくださいね。また、インターネットで調べると体重○kg当たりの必要摂取カロリーとやらが出てきますが、これらも参考にはしないでください。こちらも与え過ぎになりますので。それではどのようにしてフードの量を決めれば良いかですが、正解は・・・・。
与えるフードの量はこうやって決めて!
与えるフードの量の決め手は「痩せ過ぎない量」です。フードのパッケージに記載されている量の半分以下でも構いません。サイトによっては「与えるフードの量は減らしてもメーカー推奨量の2割まで」などと書かれていたりしますが大丈夫です。気にせずに思い切って減らしてください。摂取カロリーが少な過ぎても構いません。痩せ過ぎない量まで減らしてください。食後にどれだけ催促されようが痩せ過ぎなければ大丈夫です。犬や猫は常にお腹が空いているとお考えください。食後もお腹が空いているのが普通です。そして、結果的に痩せ過ぎてくるようであれば徐々に増やしてあげてください。ですので、与えるフードの量は実際に一緒に生活しないと分からないのです。フードの適正量を見つける事が出来るのは愛犬や愛猫と一緒に生活をしている飼い主様だけです。実際の体重の変化や体型を見ながら調節をしてあげてください。
ほとんどの子が太っている???
膵炎、糖尿病、高脂血症、胆泥症、関節痛、肝リピドーシス、心臓病、尿路結石、腎不全、肝臓病などなど、これらの病気は食事の量が多過ぎる事が発症の原因となる場合があります。もちろん食事以外の間食(おやつやご褒美)の量も関係してきます。失礼な言い方になりますが、大半の飼い主様は間食の与え過ぎです。おやつやご褒美なんて与え無いに越した事はありません。食事の量を減らし、おやつやご褒美を与えないようにするだけで防ぐ事が出来る病気もあります。ちなみに、旬の果物を与えるのも立派なおやつですよ。「おやつは与えていないけど果物は少しだけ。」って方も多いので。太っていて得する事なんて何一つありません。ついつい甘やかしておやつを与え過ぎてしまっている方、トイレでおしっこをしたからと言ってその都度ご褒美を与えている方、食べが悪いからと言って置きエサをしている方、欲しがるからと言って1日に3回も4回も食事を与えている方、病気になってから後悔しても遅いですよ!まずは1日2回の食事の徹底をお願いします!
こんなケースもあるのでご注意を!
しっかりと1日2回の食事で、お皿を差し出したと同時に直ぐに食べだしてくれるのだが、完食出来ずにどうしても残してしまう。結果的にお皿が空になるまで置きエサにしてしまっていると言うケース。このような場合は、大半が入れ過ぎです。フードの量が多過ぎるのです。それなのに、完食が出来ずに食が細いと心配をなされたり、粒の大きさが食べ辛いのかと心配をしてしまったり。どうですか?お皿に入れた量のフードを完食していないが為に痩せていますか?痩せ過ぎていなければ大丈夫です。今一度、フードの量を見直してみられてはいかがでしょうか。宜しくお願い致します。