メリットよりもデメリットに注意を!



弱みにつけ込む製品には注意!
犬猫の飼い主様が気にするキーワードの代表格である「歯磨き」「歯石」「口臭」。
インターネットや雑誌を見ていると、このようなキーワードを使用して宣伝をしている商品を良く見かけます。確かに愛犬や愛猫のお口周りのお手入れに悩んでいる飼い主様は多く、「歯磨きをしたいけど嫌がるから。。。」「歯磨きは出来るけど歯磨き粉をつけた方が良いのかな?」と当店にも沢山のお問い合わせを頂戴致します。
また、このようなキーワードを使用して宣伝している商品の多くは、嘘か本当か分かりませんが「たった1週間で驚きです!」や「嫌がるかと心配でしたが喜んで舐めています!」などの体験談のような記事が載っています。更に、「獣医師も絶賛!」のような獣医さんお墨付き記事も掲載がされている事が多いです。
日頃から愛犬・愛猫のお口のお手入れにお悩みの方にとってはとても興味深い内容になっていると思います。




効果・効能は大切。でもそれ以上に大切なのが?!
歯磨き関連の商品に限った事ではありませんが、その製品を使用した結果の効果や効能よりも大切になるのがデメリットの部分です。特に歯磨き関連の商品は犬猫の場合は全て飲み込みますので、うがいで吐き出す事が出来る人間よりも注意が必要です。
特に、製品の安全性をアピールする「香料無添加」「着色料無添加」「酸化防止剤無添加」「合成保存料無添加」などの謳い文句にも注意が必要です。
当然の事ですがそれら以外にも添加物は沢山あります。全ての添加物が危険なわけではありませんが、余計な成分である事の認識は必要かと思います。
いかに危険性が低い添加物と言えども、小さな体の犬猫が毎日摂取する事によるデメリットは無視出来ないと感じます。




機能性を謳ったおやつにも要注意!
歯磨き関連の商品以外には、機能性を謳ったおやつにも注意が必要です。
代表的なのが「腎臓ケアスナック」や「肝機能ケアスナック」です。腎臓や肝臓に良い効果をもたらす成分が含まれているような事が書かれていたりしますが、そもそもその製品を食べさす事で腎臓や肝臓に負担を掛けるような製品を多く見かけます。
その有効成分の摂取でどの程度の効果効能が見込めるかは分かりませんが、有効成分以外の原材料が腎臓や肝臓に負担を掛けてしまっていれば、まさに本末転倒です。
それ以外には乳酸菌サプリメントや乳酸菌を含む腸内ケアスナックなども同様です。腸内環境の改善が期待出来る乳酸菌を摂取する為に、腸内環境を悪化させるような原材料を同時に摂取していれば意味がありません。
くれぐれもご注意ください。