猫の吐き戻しについて



ネットの情報を鵜呑みにしないで!
犬や猫の情報に限った事ではありませんが、インターネット上の情報は大半がデマです。悪意のあるデマもあれば、ただ単に知識不足が原因であったり、他所のサイトを真似して誤った情報を拡散してしまっているケースもあります。ですので、ステマ広告やアフィリエイト広告が当たり前になっている今の時代、どの情報が本当に信用出来るかを見極める事がとても大切となります。
あくまでも個人的な経験や感想になりますが、複数のサイトで同じような内容が重複している情報はあまり参考にはならない事が多いです。決して間違った情報ばかりとは言いませんが、極々当たり前の事が書かれていたり、今の時代には通用しない古い情報が多いように感じます。
あっちのサイトでも、こっちのサイトでも書いてあったからと言って正しい情報とは限りません。くれぐれもご注意ください。




猫の嘔吐で多いフードの吐き戻しについて。
猫の食後の吐き戻しについて調べると、「フードが合わない」「季節の変わり目」「食物アレルギー」「粒の形状が原因」「早食い」などが多く指摘されています。
ですが、全て間違いです。答えは単純で「食べ過ぎ」です。一度に食べる量が多かったり、少量をダラダラと食べていたり。例えば下記のようなケース。
日頃から置きエサでダラダラと食べさせており、好き嫌いが激しいので他に好んで食べるフードが無いか探す事に。目に留まったフードをサンプルで取り寄せて、置きエサで食事をさせている合間に試してみると、思いのほか喜んで食べてくれたと思った矢先に吐き戻しを。
それまで置きエサをしていたフードがチキン主体であったのに対し、今回試したフードが魚主体であった場合には「魚が合わなかったのかな?」「粒が大き過ぎたのかな?」「何か身体に合わない原材料が含まれているのかな?」などと勘違いをして、そのフードは我が子には使う事が出来ないと思い込んでしまいます。




食べた直後の吐き戻しの原因は食べ過ぎ!
あれこれと吐き戻しの原因を考えてしまいがちですが、結局は食べ過ぎです。置きエサの合間にサンプルで取り寄せたフードを与えると言う事は空腹時では無いケースが殆ど。また、サンプルで取り寄せて試すと言う事は今までに食べた事が無い目新しいフードと言う事で、好き嫌いの激しい子でも喜んで食べる事が多いです。
その結果、置きエサをしているフードを少し前に食べ、そのフードがまだ消化されておらず胃の中に残っている状態でサンプルのフードをそれなりの量を食べると高確率で吐き戻しをします。
また、胃の中が空であっても、目新しいフードと言う事で喜んで量を食べ過ぎると吐き戻しをしやすいです。その量がパッケージ記載の給与量の目安以下の量であったとしてもです。
よって、食後のフードの吐き戻しを予防する為には、食前は胃が空になるように食事の回数を朝晩2回に限定し、一度に食べさせる量もパッケージ記載の量を鵜呑みにせずに、食後に吐き戻しをしない量に調節してあげてください。
吐き戻し軽減フードのようなくだらないネーミングの製品も見かけますが、そんな物は必要ありません。粒の形状や原材料が合わないとかも関係がありません。
本当に身体に良いフードを正しい方法で食べさせれば食後にフードを吐き戻しするような事はありません。間違った情報を信用し過ぎないようにお願いします。