余計な事をして悩んでいるあなたへ



余計な事をするから食べないのですよ!
これめちゃくちゃ多いです。フードだけでは食べないからトッピング。同じトッピングを続けると食べないから味変。味変をしても食べないから置きエサに。置きエサをしても食べないから好きなおやつで栄養補給。そりゃ病気になりますよね。ストルバイトやシュウ酸カルシウムなどの尿路結石になる犬猫の多くはこのパターンです。
はっきり言って、完全に飼い主の責任ですからね。このような飼い方をされた犬猫達は被害者ですよ。この結果、血尿が出たり尿閉(尿路閉塞)に陥ったりと。可哀想に。。。
このような方に限って「うちの子は好き嫌いが激しいから」「食が細いから」「お腹が空き過ぎると吐くから」「水を飲まないから」「足にまとわりついてうるさいから」などの言い訳ばっかり。
余計な事はせずに毎日朝晩2回同じフードを差し出す。食べなくてもお皿は5分程度で下げる。朝晩2回の食事以外は何も与えない。食べない事を心配し過ぎない。たったこれだけ!




水を飲まないのは飲む必要が無いから!
いつも言っていますが、犬猫が水を飲まないは身体が必要としていないからです。必要があれば無理矢理飲まさなくても自ら飲みます。
それなのに、水を飲まない事を心配して「鶏スープ」や「カツオだし」「ヤギミルク」「ち●ーる」「煮野菜」「果物」などを与えて強制的に水分補給。
その結果、食事の食い付きが悪くなったり、食間の無駄な栄養補給によって尿のpHが乱れて膀胱炎や尿路結石に。
逆のパターンもありますね。膀胱炎や尿路結石を繰り返すので獣医師の指示通りに水分補給。真水では飲む量を増やせないので味を付けて水分補給。結果、病状は悪化もしくは改善の兆し無し。そりゃそうですよ。
そもそも膀胱炎や尿路結石の原因は水分摂取不足ではありませんし、水分摂取量を増やしても膀胱炎や尿路結石の解消には繋がりません。
余計な事はせずに、朝晩2回の食事以外は何も与えずに、水は常に飲む事が出来るようにしておくだけで大丈夫です。




1日2回の食事を徹底すれば吐きません!
1日2回の食事を推奨すると「うちの子は1日2回だと空腹時に吐くので。。。」と言う方がおられますが、結論から言うと吐きません!
日頃から食事以外の時間におやつを与えたり、だらだらとした食生活を行っていると、朝方などの空腹時間に胃液や胆汁を吐く子がいます。これは否定しません。
ですが、それは日頃からの食生活が乱れているのが原因です。ですので、1日2回の食生活が習慣となれば、朝方や夕方などの空腹時間に吐く事は無くなります。
その習慣が身に付く前に空腹時の嘔吐を怖がって、一日に何度も食事を与えてしまっていると、いつまで経っても1日2回の食生活を実践する事が出来なくなります。
そうしているうちに、尿の出が悪くなったり、血尿が出るようになったり、体重をコントロール出来ずに太らせてしまったりと。身体を壊してから後悔しても遅いですよ。
まずは空腹時の嘔吐を怖がらずに1日2回の食事を徹底してください。簡単な事ですよね。1日2回食事を差し出すだけ。余計な事をしなければ良いだけです。宜しくお願いします。